お庭の物置の湿気対策

お庭に物置を置かれているみなさんは、湿気対策をどうされていますか?物置というのは、お庭の中での比較的日当たりの悪い場所に置かれることが多いです。日当たりのいい場所はガーデニングに利用されることが多いですし、やはりできるだけ邪魔にならない場所に置こうと思うと、どうしても日当たりの悪い場所になりがちです。そんな物置の湿気対策をご紹介します。

土よりコンクリート

物置を土の地面に直接置くと、やはり湿気がきやすいです。

物置の下にブロックなどを置いている方も多いかと思いますが、やはり土の地面の場合は、多少通気性はよくなるものの、コンクリートに比べると湿気が多くなりがちです。

多少コストはかかっても、物置はコンクリートを打った上に設置するのがベストです。

ただ、コンクリートを打ってしまうと、物置を撤去した際にコンクリートが邪魔になるというデメリットはあります。

物置専用スペースとして、物置を買い替えても同じ場所に置くのであれば、コンクリートを打ってしまった方が物置自体も長持ちします。

コンクリートを打った場所に、ブロックなどを置き、その上に物置を設置すると湿気対策としては万全です。

 

窓を付ける

小型の物置の場合はなかなか難しいですが、人が立って歩けるくらいの大きな物置の場合、窓や換気扇のような開口部を付けると湿気が溜まりにくくなります。

防犯上のリスクは上がりますが、母屋が狙われる確立に比べれば物置が狙われるリスクは格段に低いと思われますので、余裕があるなら窓を付けることをオススメします。

雨の日に窓を閉め忘れて雨が吹き込んでしまわないように注意は必要ですが、晴れた日に窓を開けて換気をすれば、物置内部に湿気が溜まりにくくなります。

 

備長炭を置く

小さい物置であれば、市販の除湿剤を置くだけでも効果がありますが、大きな物置の場合は除湿剤をたくさん置かなければならず、コスト面でも負担が大きくなります。

大きな物置でも、四隅にバケツなどに入れた備長炭を置いておくと、除湿の効果があります。

備長炭は多孔質で、湿気や臭いを防ぎ、防カビの効果も期待できます。

 

断熱構造にする

物置の湿気は、外気温との温度差により、物置の内壁に結露が発生することでも生じます。

そのため、大きな物置の場合は、断熱材を使用した構造のものにすると、結露が発生しにくくなるので湿気対策になります。

その分物置本体の価格は上がりますが、強度も上がりますし、結露が起こりにくくなればその分耐用年数も伸びますので、設置環境による劣化との兼ね合いで、結果的に断熱構造のものの方が安上がりというケースもありますので、湿気対策をかねて検討してみましょう。

 

内部の通気性を上げる

荷物を収納する際は、乱雑に置かず、収納ボックスなどを利用して、内部を整理しておきましょう。

収納ボックスは壁から少し離して置いた方が、結露による影響を受けにくくなります。

内部を整理することで、通気性がよくなり湿気対策にもなりますし、いざものを出し入れするときも楽になります。

物置はあまり目につきにくいとはいえ、整理整頓を心がけましょう。

 

湿気対策は万全に

 

物置は屋外に設置されますので、屋内よりは天候の影響を受けやすく、湿気もたまりやすいです。

ほんの数ヶ月置いておいただけで、中の大切なものがカビだらけでは困ります。

湿気対策を万全にして、物置も中のものも長持ちさせましょう。