小屋を作りたい!どんな道具があればいい?

自宅の庭に自分で小屋を作りたい!小屋やログハウスをセルフビルドするなんて、男性ならだれでも一度は憧れるのではないでしょうか?やってはみたいけど、やり方もわからないし、まず道具がない。小屋を自作する際にあると便利な電動工具をご紹介します。

インパクトドライバー

小屋だけでなく、日曜大工程度の小規模な作業においても、インパクトドライバーが一番重宝する電動工具ともいえます。

インパクトドライバーは、一般的なドリルドライバーの機能に加えて、ネジをねじこむ回転の力に、振動を加えて強力にねじ込んでいくものです。

かなづちで叩きながらドライバーでネジを締めるイメージです。

ログハウス用の丸太や、小屋を作る際の柱など、固くて厚みのある材に長いネジを締める際には、ドリルドライバーでは力が足りない場合が出てきます。

そういったものをねじ止めする際に力を発揮するのがインパクトドライバーです。

日曜大工がお好きな方は、一丁持っておくとずっと便利に使えます。

基本的にはドリルドライバーと同じ使い方ができますが、回転に振動が加わるので、下穴を開ける際に細いドリルを使用すると、ドリルが折れやすくなります。

ドリルドライバーとインパクトドライバーの機能を切り替えられるものもあるので、購入するならそちらのタイプの方が便利です。

電源は、充電式とコード式がありますが、比較するとコード式の方がパワーがあります。

ドラムコードなどで電源が用意できる前提であれば、コード式をオススメします。

余裕があれば充電式のドリルドライバーも持っておきたいところです。

 

丸ノコ

円盤状のノコギリを高速回転させて木材を切る道具です。

手で切るノコギリで板をまっすぐ切れなかった経験のある方も多いと思います。

丸ノコは電動で回転する刃をガイドに沿って滑らせて切っていくので、高い精度で材を切ることができます。

刃物なので怖いイメージもあるかもしれませんが、刃に触れないためのガイドも付いていますし、使い方を間違えなければ危険はありません。

丸ノコにはいろいろなサイズがあり、取り付けられるチップソー(刃の部分)のサイズが変わるので、材のサイズに合わせて検討しましょう。

最大切込みの深さが小さいものだと、厚みのあるものが一度で切れないので、実際に使用する材の厚みよりも大きいサイズのチップソーが付けられるサイズを選ぶのが良いでしょう。

ベース部分の素材も鉄やアルミなど様々あり、鉄に比べるとアルミフレームの方が歪みが少なく錆も出ないうえに、軽量タイプになります。

その分値段が高くなりますので、購入前に重さなども確認しておきましょう。

金属や石膏ボードを切断できるチップソーを取り付けられるタイプもあるので、色々な材を切ることが予想される場合は、最初からそういうタイプを選んで置いた方が無難です。

 

電動サンダー

電動サンダーは、紙やすりを取り付けて振動させることで、接触面を研磨する道具です。

取り付ける紙やすりの目の粗さを変えると、研磨する面の仕上がりが変わります。

荒いものは金属面の塗装や錆を落とす作業にも使えます。

基本的には目の粗いものから始めて、目の細かいもので仕上げや塗装前の下処理を行います。

やすりの取り付け部分が円盤状になって回転するものや、板状のものが前後に振動するもがあるので、使いやすいものを選びましょう。

また、削った木くずを吸い込む集塵機能付きのものもあるので、閉鎖空間で使う頻度が高いならば、そういったものが便利です。

 

卓上丸ノコ

卓上丸ノコは、台に固定するタイプの丸ノコで、手で持つタイプのものと違い、材をスライドさせて切ります。

手で持つ丸ノコは、材に印をつけてそれに沿って手で丸ノコをスライドさせます。

少量ならばそれでも問題ありませんが、大きな小屋を建てる際には、当然材の量も多くなるので、手で持つタイプでは効率が悪くなります。

卓上丸ノコは、切るサイズにガイドを固定して、そこに材をスライドさせるだけなので、決まったサイズの材を次々切っていくことができます。

ただ、手持ちの丸ノコよりもサイズが大きく、重量もかなりのものになるため、設置場所を確保できないと使用できないのがやや難点です。

 

徐々に揃えましょう

これらの電動工具は、あると便利ですが、なければ小屋が作れないわけではありません。

人間は電気のない時代でも簡素な道具だけで家を建ててきました。

ただ、やはり電動工具があるのとないのでは、作業効率が大きく変わってきます。

作る小屋の規模によって、どの程度の工具が必要になるかも違いますので、立てる小屋の規模に応じて必要な工具を検討し、徐々に買い揃えていく方が無駄がありません。